【振り返り】作風の変化を辿ってみる(デビューから2022年6月まで)
こんにちは。かとみさ(@KatoMisa3)です。
ストックイラストを始めてから2022年6月までで約2年弱が経ちました。方針や作風を変えてからダウンロード数が伸び始めるまでの取り組みをまとめます。
伸び悩んでいる方には何かヒントになるかもしれません。ならないかもしれません。あまり期待せずに某作者の一例、くらいの感覚でお読みいただけましたら幸いです。
制作初期(2020年)
初期の作品はこちら。
デビュー当初、動作要件を満たさない貧弱なPCしか手元にはなく、イラレのイの字もかじったことはありませんでした。Adobe Illustrator ではない別のソフトを使って曲線を描いた後、Adobe Illustrator に読み込んで着色。「ボールペン風のイラスト」を描くことにも憧れ、線幅を調整する方法に辿り着いた結果生まれた作品がコチラです。
未だにDL数はゼロ。振り返れば「使いどころがイメージしにくい素材」なのだと思います。納得の結果です(まだ置いてはいます)。
制作中期(2021年)
iPad Pro をお正月頃に購入し、ようやくサクサク描ける環境を手に入れました。Apple Pencil もあるので苦手な曲線ともおさらば。手に入れたての頃に書いた作品がこちら。
中の文字も手描きです。我ながらうまく描けたなぁと思うも、そこからアイコンのイメージが全く浮かばなくなりました。実際に「アイコン」というキーワードで検索をしてみてください。アイコンセットを量産しているコントリビューターの方はめっちゃくちゃ多いです。レッドオーシャンにポツンと投入したところで、焼け石に水。そんなことにも気づかずにチャレンジした私は井の中の蛙。。。
「同じテイストで種類が豊富」であれば買ってでも手元に揃えたい!と思うユーザーはもちろん現れるでしょう。実際に後発組でも「アイコンを作る人」として知名度を高めている方は沢山いらっしゃいます。ただ、私はもともとillustratorの操作に明るいわけではありません。ただでさえ制作時間はかかるのに作品数も必要。想像以上にパワーが必要だとやってみて初めて痛感しました。そんなわけで、このモノクロアイコンシリーズはこの作品のみで制作終了(まだ置いてはいます)。
制作後期(2022年)
制作後期は今年、2022年です。
作品を作れるようにもなった、Adobe Stock での申請もスムーズに通るようにもなった、でも、ダウンロード数が全くと言っていいほど伸びなかったのは2021年。制作中期の2021年は、写真も含めて4つだけしかダウンロードいただけず、稼ぐには程遠い実績でした。
「使いたいと思ってもらえる作品はなんだろう」
自問自答する日々。それでも最終的に決めたのは「今持てるスキルを使って、今できるベストを尽くそう。自分自身がかわいい!かっこいい!欲しい!と思う作品を作ろう」でした。
決めた後に作った作品が、こちらです。
ベクターでご覧いただくと粗さがバレてしまうのですが、初めて私自身が使いたい!と思える作品が作れた気がした思い出の一枚です。色味は下記の書籍を参考にして、3色に絞って作っています。今でも私のバイブル的存在。
これから(2022年7月以降)
色遣いにも慣れてきた現在、書籍からは離れて彩色は自由にしています。時々色味の表現に迷った時には参考書として使いますが、書籍に頼らず「イメージファースト」で都度色を探しながら制作をしています。
自由度が伝わるのか、背景素材に絞ったからなのか。ダウンロード数も少しずつ伸び始めてきました。2022年6月末時点でまだ累積トータルは少ないものの、去年よりは明らかに増えているのは事実です。
増え始めた前後で意識したのは主に下記。
- テーマを絞る(幾何学模様×背景素材)
- 配色はこだわる(色を使いすぎない + 主張しすぎない)
- イイ!と思うまでは申請しない(寝かす)
これからの後半戦、2022年7月以降は「シンプルな背景素材」「幾何学模様」をベースに「イメージを形に」「使いやすい(主張しすぎない)アイテムを」を引き続き心がけて制作する予定です。Adobe Stock には他にも作品を掲載しています。是非覗いてみてくださいね。
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