インボイス制度はストックイラストレーターに影響はある?ない?

こんにちは。かとみさ(@KatoMisa3 )です。
インボイス制度は令和5年(2023年)の10月から開始予定の制度です。この制度は消費者には影響はありません。企業や個人事業主など、事業を営んでいる人たちには多かれ少なかれ影響のある制度です。
今回はストックイラストレーターなど、ストック素材のクリエイターにとってはどのような影響があるのだろう?という点にフォーカスして考察してみます。
ストックサイトの基本構造
クリエイターは無料で素材は提供していて、ダウンロードされたら報酬をストックサイトが支払う仕組み、成果型です。インボイス制度の場合、作品を購入した利用者(消費者)は税込みで支払う部分に変更はありません。
インボイス制度自体は税理士さんのYouTube などの方が正確で詳しいと思いますので詳細は割愛するとして、「事業者同士の取引」がポイントになります。
※詳細は国税庁のサイトも併せてご参考ください。
ストック作品を提供しているクリエイターの立場
クリエイターは「素材の提供者」ですね。消費者ではない。つまり、国税庁のサイトにある用語で表現するとクリエイターは「売手」であり、ストックサイトの運営企業側が「買手」ということになります。
ストックサイトからの報酬に消費税は含まれる?
クリエイターは「売手」、ストックサイトの運営企業は「買手」、そして作品の販売報酬は「成果型」。この関係は、クリエイターからストックサイトへの見方をすれば「売れたら、売れた作品の販売価格のうちのXXX円を仕入れ値として支払ってくださいね」という契約を結んでいることになります。
企業同士の取引では、通常「消費税」も含まれて金額を請求し、請求額に応じた金額を買手は売手に支払います。と、いうことは。インボイス制度が始まっていない2022年時点でも「ストックサイトからの報酬に実は消費税も含まれている」と解釈することができます(ストックサイトの金額確認画面上は金額しか書いていないので異なる場合もあるかもしれませんが…)。
つまり、基本的には消費税は「含まれる」と考えておく方がよさそうです。
ストックサイトからの報酬とインボイス制度の今後
ストックサイトがどのような対応をとるのかは、現時点では未定です。ただ、2022年11月16日付で日本国内でも有名なストックサイトの一つ「PIXTA」が正式に「適格請求書発行事業者の登録番号」を登録できるように対応をした、と発表がありました。
これからも順次、各社が日本の制度変更に伴う対応をしていくことは予想されます。対応方法は一律ではないと思いますので、自身にとって関連のあるサイトの運営方法や登録可能な情報についてはこれからウォッチが必要になりそうです。
(参考)PIXTA「【重要】インボイス制度の開始に伴う適格請求書発行事業者登録番号の会員情報登録について」
まとめ
今回の記事は、ふとした私のつぶやきに対し即アドバイスをくださったまぽさん(@mapo_japan)のコメントとのやり取りで理解できたことをベースに記事化しています。よかったらツイッターのコメントも併せてご参考ください。
インボイス制度
— かとみさ / 加藤ミサ (@KatoMisa3) November 16, 2022
そういえば?とストックちょい考察。
クリエイターは無料で素材は提供していて、ダウンロードされたら報酬をストックサイトが支払う仕組み、成果型。で、消費者は税込みで支払う部分に変わりはない。
クリエイターへの報酬は消費じゃないから影響ないって思ってたけどどうなんやろ🐒
わたしもまだまだ、インボイス制度に関しては理解できていない部分、自身がどうふるまっていくかは悩んでいるところです。それよりもストックイラストをまずはたくさん登録することを目的にはしているものの、いつかどこかで決めなきゃいけないんだろうなと思ったり。本当は攻めた気持ちでいたいですけどね。どうなることやら。
これからストックイラストを始める方も、もう既にやっているよっていう方も。一緒に荒波乗り越えていきましょう!よかったらツイッターでも仲良くしていただけると嬉しいです。
ではでは。